ルーフバルコニー付きの戸建ての費用相場はどれくらい?
最近はルーフバルコニー付きの戸建てを建てている建築会社が増えてきましたね。ルーフバルコニー付きの戸建てを検討する上で気になるのが費用。今回の記事では戸建てにかかる費用の内訳や庭付き2階建ての戸建てとルーフバルコニー付3階建ての費用を比較しながら費用相場をお伝えしていきます。
目次
1.戸建て建設にかかる費用
1-1 土地代
1-2 建物代
1-3 諸費用
2.バルコニー付き戸建ての費用に対するメリット・デメリット
2-1 土地代が安く済む
2-2 バルコニー防水費用がかかる
3.2階建て庭付き戸建ての費用相場
4.ルーフバルコニー付き戸建ての費用相場
5.まとめ
戸建て建設にかかる費用
一般的に戸建て建設にかかる費用は土地代、建物代、諸費用の3つです。
土地代
住宅を建てる上で費用の半分ほどを占める事が多い土地代。年々土地代も高騰し、住宅購入に対して気が引けるという方も多いのではないでしょうか。土地購入で重要なのは坪単価。その土地の価値によって値段が決まります。駅に近く交通の便がいいことや生活するうえで必要な学校、病院、お店などが近くにあるかどうかの利便性も重要なポイント。また、その土地の形が住宅を建てやすい形であるかどうかも坪単価に影響します。
坪単価が30万円/坪の土地と50万円/坪では戸建て建設にかかる総額に大きな違いをもたらします。
建物代
建物にかかる費用は構造、大きさ、形、どんな商材を使うかで金額が決まってきます。
構造の違いでは木造住宅の坪単価平均が50万円~60万円台とされています。
一方、鉄骨造では平均70万円~80万円台、さらに鉄筋コンクリート造は100万と言われており、どの構造で家を建てるかは総額に大きく左右します。
現代は様々な商材が存在しますので、どの商材を選ぶかはお施主様次第ですが、高額なものからリーズナブルなものまで様々です。もし費用を抑えたいと思っている方が居れば、建設を担当するハウスメーカーが業務提携している商材メーカーに統一して選ぶとお得に建てられるかもしれません。
諸費用
諸費用に含まれる主な内容としては、下記の内容が挙げられます。
・住宅ローン借入手数料
・登記費用
・土地の仲介手数料
一般的に、注文住宅の諸費用は「土地の購入代金+建物の建築費用」を合計した額の10~12%前後を目安に考えておくといいでしょう。
例えば、2,000万円の土地に2,000万円の注文住宅を建てる場合、単純に4,000万円の10~12%で400~480万円前後の諸費用がかかる計算です。これらは、あくまで大まかな目安ですので、注文住宅に対するこだわりや軽減措置の適用など、相場に影響しそうな要素や自分に合う資金計画を次の内訳を見ながら、検討していきましょう。
バルコニー付き戸建ての費用に対するメリット・デメリット
土地代が安く済む
バルコニー付戸建てを購入するメリットは土地代を節約できることです。
バルコニーを付けるという事は一般的な戸建ての【庭】のスペースが住宅の屋根部分に来るので庭を作る大きさの土地を探さなくても良くなります。屋根部分に庭を設けられるという事は40坪の土地探しから30坪の土地探しに変更できます。10坪減ると50万円/坪の価値のある土地であれば500万円の節約に繋がります。500万円も節約できれば大きなメリットでしょう。
バルコニー防水費用がかかる
費用面でのデメリットは本来屋根である所をバルコニーにするので、防水処理工事が追加で必要になります。バルコニー防水の種類は主にFRP防水工事と金属防水工事の2種類ですが、初期費用を抑えるのであればFRP防水がおすすめです。1坪あたり25,000円ほどで施工可能です。10坪のバルコニーならば25万円ですが、5年ほどで塗り替えのメンテナンスが必要になるので初期費用は抑えられますが、メンテナンス費用が必要になってきます。
反対に、金属防水工事は初期費用は高額になりますが、メンテナンスフリーなので住んでからの費用が抑えられます。金属防水工事の費用は10坪で150万円程です。
屋上防水工事をすると通常の屋根を作ることに比べて費用はかかりますが、その分小さな土地で建設可能になるので結果的に節約に繋がります。
2階建て庭付き戸建ての費用相場
土地40坪 建築面積14坪 2階建て 庭10坪 駐車2台の場合(50万円/坪の場合)
土地代:50万円×40坪=2,000万円
建物代:2050万円
諸費用:400万円
総額:4,450万円
ルーフバルコニー付き戸建ての費用相場
土地30坪 建築面積14坪 3階建て バルコニー庭10坪 駐車2台の場合(50万円/坪の場合)
土地代:50万円×30坪=1,500万円
建物代:2400万円
諸費用:390万円
総額:4,290万円
今回の想定ではバルコニー付の家にすると160万円の節約に繋がりました。
実際には土地の坪単価やハウスメーカーによって費用の違いもありますので、ハウスメーカーを検討しているときに見積もりを出してもらいましょう。
まとめ
物価が高騰し、給与もまだまだ上がらない今でも夢のマイホームをもつためには様々な工夫が必要です。その一つの手段として狭小地を購入してルーフバルコニー付木造3階建てを建てると節約に繋がります。家を購入する時はギリギリ返していける額ではなく、生活のことも考えて余裕をもった返済計画も大事です。3階建てや屋上バルコニー、住宅ローンの返済計画にギモンや聞きたい事がある方はぜひナカオホームにお越しください。狭小地建築が得意な注文住宅メンバーがご相談にのり、皆様の夢のマイホーム実現のサポートをしていきます。