【完全版】注文住宅でバルコニーを設計する際のポイントを設計士が解説 | コラム | 屋上庭園のある家『スカイリビング』- 安城市・知立市・刈谷市の注文住宅ならナカオホーム

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【完全版】注文住宅でバルコニーを設計する際のポイントを設計士が解説


注文住宅を設計する際、「バルコニー」は非常に重要なポイントです。ライフスタイルは人それぞれ異なり、毎日利用する方もいれば、たまにしか使わない方もいます。だからこそ、「バルコニー」を快適に過ごせる空間にし、心地よく活用できるようにすることが大切です。
ということで、今回のコラムでは「バルコニー」を設計する際のポイントをご紹介していきます。

目次

1.バルコニーとは?  
 1-1 バルコニーとベランダとの違い 
2.バルコニー活用事例 
3.バルコニー設計上のポイント5選をご紹介  

 3-1 眺望編  
 3-2 日当たり編 
 3-3 デザイン編 
 3-4 構造編 
 3-5 排水編 
4.まとめ 

バルコニーとは?

お家づくりを検討する中で、誰もが1度は耳にしたことがあるバルコニー。普段何気なく会話で出てくるバルコニーですが、実はきちんと定義が存在します。まずは、どのような定義があるのかご紹介していきます。

バルコニーとベランダの違い

バルコニー

住戸から外に張り出した屋根がない空間のこと。
また「ルーフバルコニー」や「屋上庭園」といったバルコニー設計もあります。これらは、下の階の屋根を活用した空間のことです。バルコニーは、屋根がないことで、光を取り込みやすく、眺望も良いという特徴があります。


ベランダ

住戸から外に張り出した屋根や庇(ひさし)がある空間のこと。
バルコニーとの大きな違いは、屋根や庇の有無です。屋根がある為、雨風をしのぐことができるという特徴があります。


バルコニー活用事例

では、実際にバルコニーがどのように活用されているのか気になりますよね。活用方法によって、設計上のポイントも変わります。バルコニーで何をしたいのか、どのような生活に憧れるのかを是非考えてみましょう。
天気が良い日は、BBQやお子様と一緒にプール遊びもいいですよね!また季節や時間に応じても活用できます。夏は花火大会もおうちで貸し切りに!活用方法は様々です。

こちらでより詳細の活用事例をご紹介しています。こちらも是非チェックを!

ルーフバルコニーの活用例5選!理想の暮らしを手に入れよう!

バルコニー設計上のポイント5選をご紹介

ここまでバルコニーについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
さて、ここからは実際に住宅にバルコニーを設計する際のポイントをご紹介していきましょう。
今回は厳選した5選をご紹介します。バルコニーを活用する生活をイメージしてみてください。

眺望編

バルコニーといえば「眺望」ですよね。この空間からどのような景色が見えるのか大切です。住宅1棟1棟必ず眺望は違います。どれだけ間取りやデザインが同じでも周辺環境は異なります。「隣地の建物は?」「街並みは?」「バルコニーの方角は?」「将来的な周辺環境の変化は?」など考えるべきことがたくさんあります。既存の環境はもちろん、将来的な事も想像して考えなければ、当初は眺望が良かったけど数年後は悪くなってしまうなんて事も十分考えられます。


日当たり編

眺望同様に環境によって変化してしまうのが「日当たり」です。どの時間帯に日を取り込みたいのかによって、バルコニーの向きや大きさを調整する必要があります。また季節によっても日の動きは変化しますよね。夏と冬では日の差し込む高さや日の出日の入り時間が異なります。どの階にどれくらいの大きさでどの方角にバルコニーを設けるべきなのか注意が必要です。


デザイン編

バルコニーを設けると外観「デザイン」に変化が出せます。バルコニーがなければ四角い箱のような住宅でも、バルコニーがあれば凹凸が出てメリハリが出ます。外壁を張り分けるなどしてアクセントを演出することも可能です。バルコニーの凹凸や窓、手すりの高さ、外壁などの変化だけでもデザインを楽しむことができます。バルコニーの存在だけでもお客様らしい外観にこだわったお家づくりができるので楽しいですよね。


構造編

そして最も重要なことが「構造」です。デザインや生活イメージができたとしても、それが実現できなくては意味がありません。だからこそ設計の段階で構造についても確認する必要があります。構造計算を行い、バルコニーの面積などを決めなければなりません。ただバルコニー部分の計算だけではなく、バルコニーの下の階の壁の量なども計算して設計しなければいけません。安心安全なお家づくりも大切ですね。

排水編

お客様の中では見落としがちな部分として「排水」があります。雨が降った時にバルコニー内の雨水はどうなるでしょうか?排水しなければ、どんどん水が溜まってしまいます。こうならない為にも排水計画が必要不可欠です。バルコニーがどれだけの水量に耐えられるのか、排水量を計算します。その計算結果に応じて雨樋(あまどい)を設置します。雨樋の数や設置場所にも気を付けながら、外観デザインにも影響しないか考える必要があります。

排水に関連して、よく雨漏りを心配するお声があります。それも適正な設計やメンテナンスが重要になります。こちらでもご紹介しています。是非チェックを!

屋上庭園は雨漏りの心配がある?原因と対処法

まとめ


今回のコラム記事では、「バルコニー」を設計する際のポイントについてご紹介いたしました。
冒頭でもお伝えしたように、ライフスタイルは人それぞれ異なります。だからこそ自分らしく「バルコニー」を快適に過ごせる空間にし、心地よく活用できるようにすることが大切です。
様々なライフスタイルに合わせながらも、今回紹介した注意点を考えましょう。

ナカオホームでは、これまで多くのお客様のお家づくりをしてきました。お客様のライフスタイルに合わせたご提案をさせて頂きます。創業90周年の歴史と実績からお客様にご安心頂けるお家づくりをご提案いたします。実際に「バルコニー」のあるモデルハウスを併設しておりますので、目で見て体感することもできます。
これからお家づくりをご計画されている方は、是非一度弊社のお話を聞いてみませんか?興味を持って頂けた方は、是非お問い合わせください。

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