【愛犬家必見！】戸建てに屋上ドッグランを作る際の注意点とは？
都市部に暮らす愛犬家にとって、「愛犬を自由に遊ばせてあげたい」という願いは強く、特に土地が限られている場合には、その解決策として屋上庭園にドッグランを設けるという選択が注目を集めています。
しかし、屋上に愛犬用の空間を設計するには、いくつかの注意点があります。本記事では、戸建て住宅の屋上にドッグランを作る際のポイントを、「設計」「人工芝」「水栓・清掃」「プール」などの観点から詳しく解説します。
目次
1.屋上にドッグランを設ける魅力とは？
2設計段階で押さえておきたい4つのポイント
2-1 防水・排水設計は万全に
2-2 落下防止対策を徹底する
2-3 人工芝の選び方と施工方法
2-4 水栓と清掃動線の確保
3.愛犬が喜ぶ！屋上ドッグラン＋αのアイデア
4最後に：愛犬と暮らす「屋上庭園付き住宅」は未来の住まい方
屋上にドッグランを設ける魅力とは？
屋上ドッグランの最大の魅力は、プライベートで安心な空間を確保できる点にあります。道路や他の犬との接触を避けられるため、警戒心の強い犬でもリラックスして過ごせる環境が整えられます。また、敷地面積の制限がある都市部の住宅でも、限られたスペースを有効活用できるという利点があります。
加えて、屋上に屋上庭園としての機能を取り入れることで、愛犬だけでなく、家族にとっても癒しの空間が生まれます。例えば、花壇やベンチ、夜間のライティングなどを設置すれば、昼間はドッグラン、夜はくつろぎのガーデンテラスとしても活用可能です。
設計段階で押さえておきたい4つのポイント
屋上にドッグランを設ける際には、設計段階から以下の点を意識する必要があります。
1. 防水・排水設計は万全に
屋上は雨水が直接降り注ぐ場所であり、防水性能が非常に重要です。ドッグランで犬が走り回ることを想定すると、床材に負荷がかかるため、通常よりも耐久性のある防水層を選ぶ必要があります。加えて、排水設備の位置や傾斜の設計も重要です。水が滞留するとカビやコケの原因になり、不衛生な環境になってしまいます。
2. 落下防止対策を徹底する
犬が興奮して走り回ったりジャンプすることを想定して、高さのある手すりやフェンスを設置することが必須です。素材は丈夫で腐食しにくいアルミやスチールが人気ですが、視線が気になる場合は目隠しフェンスや植栽による視界調整もおすすめです。
3. 人工芝の選び方と施工方法
地面にはクッション性のある人工芝を敷くのが一般的です。ただし、人工芝にも多くの種類があり、耐久性や排水性、肌ざわりの違いがあります。特に犬が排泄をする可能性があるため、水はけがよく抗菌加工された製品を選ぶと安心です。
施工の際は、下地にしっかりと透水シートや防臭素材を組み合わせて設置することで、臭いのこもりを防ぎ、メンテナンスも楽になります。
4. 水栓と清掃動線の確保
犬が遊んだあとは、足裏やお腹に土や芝がついてしまうことも。屋上に水栓やシャワーがあると、すぐに洗い流せて便利です。さらに、排水口にゴミが溜まりにくい設計や、水洗いできる床材を採用することで、日々の清掃がスムーズになります。
また、定期的な高圧洗浄や除菌スプレーを活用すれば、清潔な環境を長く保つことができます。
愛犬が喜ぶ！屋上ドッグラン＋αのアイデア
● ミニプールの設置
暑い夏におすすめなのが、ビニール製のミニプールの設置です。人工芝の上に置くだけでもOKですが、あらかじめ水を流すルートや排水計画を練っておくと後片付けも楽になります。プール遊びが好きな犬種には特に喜ばれますし、運動不足解消にも効果的です。
● 日除け・屋根の設置
屋上は直射日光を受けやすく、夏場は特に犬の熱中症リスクが高まります。パーゴラやタープを使った日陰のスペース作りは欠かせません。また、断熱性のあるタイルや芝材を用いることで、床面の温度上昇を抑える工夫も大切です。
最後に：愛犬と暮らす「屋上庭園付き住宅」は未来の住まい方
犬を家族の一員と考える方にとって、住まいは単なる生活の場ではなく、愛犬と豊かに過ごすためのステージでもあります。屋上ドッグランはその象徴的な存在と言えるでしょう。
設計の段階からしっかりと考慮すれば、清潔で安全、かつ楽しみの詰まった空間をつくることができます。人工芝の選定や排水計画、水栓の配置、フェンス設計など、細かいポイントを一つずつ丁寧にクリアしていくことで、理想のドッグラン付き住宅が完成します。
これから住宅の購入や建築を検討している愛犬家の皆様は、ぜひ「屋上庭園付き」の選択肢を視野に入れてみてください。きっと、愛犬との暮らしがさらに豊かなものになるはずです。
